物理学者。北海道帝国大学教授。雪の研究で世界的に知られる。
1936年4月頃から胃の調子が悪く、ひどく痩せてきた。
1938年、北大病院に入院。知人の勧めで慶応大学に紹介され、
肝ジストマ(肝吸虫症)と診断された。当時まだ助手であった武見太郎の治療を受け、1939年春頃には完治した。
1960年のグリーンランド渡航から帰ってきた中谷は、異常に痩せ酒も飲めなくなっていた。東大病院で
前立腺癌と診断され、手術を受けたが既に癌は骨に転移していた。
1962年3月28日、東大病院に入院。
4月11日、61歳で死去。