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闘病大全

著名人の闘病を通して、いろいろ病気について考えていきたいと思います。

ハインリヒ・ハイネ(1797~1856)

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ハインリヒ・ハイネ(1797~1856)

 ドイツの詩人。
 1824年、ゲッティンゲン大学に入学したハイネは、次第に体の不調を感じるようになった。この頃に梅毒に感染したと推定される。
 1832年から体のしびれを訴えるようになり、作曲家のフェルディナント・ヒラーに「私のほほは赤く、左手の2本の指はしびれてしまっている」と書いている。
 1843年には両方の瞼がしびれ、目を開けることが難しくなった。
 1846年には発声・嚥下・味覚に障害をきたすようになった。 1848年5月、ルーブル美術館訪問を最後に外出が困難となったため、以後はベッドか安楽椅子で過ごすことととなった。しかし精神症状はなかったようで、創作は横になったまま活発に続けられた。この状態は「しとねの墓穴」と呼ばれている。
 1856年2月17日死去。一連の症状は、梅毒による脊髄癆と考えられている。

  • 『性病の世界史』ビルギット・アダム、瀬野文教訳、草思社文庫、2016年

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